【超長文レポート】初めてのフルマラソンを超真面目に振り返ってみた。

2019年4月14日(日)かすみがうらマラソン。これが記念すべき自分の初マラソンだった。

エントリーしたのは昨年の12月10日,準備期間は約4ヶ月あり、目標は3時間半に設定していた。ちなみに3時間半というのは市民ランナーからするとなかなかの記録であり、初マラソンではなかなか難しい記録である。

会社の人に目標を言った時も「え?いきなり3時間半目標?」と言われ、その言葉も自分の挑戦心をくすぐった。「この目標をクリアして驚かせてやろう。へへん。」といった感じでモチベーションも最高潮に達していた。

正直言って今回のマラソンには自信があった。理由は2つ。ひとつはハーフマラソンでの数々の自己ベスト更新であり、今回のフルマラソンに参加するまでに去年の10月から4つのハーフマラソンに参加し、出場するたびに5分以上記録を伸ばしていた。以下、4大会の結果

  • 松島ハーフマラソン      1時間52分XX秒(記録証無くした。)
  • 銚子さんまマラソン      1時間44分XX秒(記録証は風に飛ばされて海に流された。)
  • 三浦国際ハーフマラソン    1時間35分31秒
  • 赤羽ハーフマラソン(非公式) 1時間29分26秒
 

ふたつ目の理由は練習量である。エントリーしてから練習目標を決めようと思い、「とりあえず月に300kmくらい走ればいいだろう」という何も根拠のない目標を立てて(今思えばこのテキトーな設定がよくなかった。)、目標を守るようにしていた。

ちなみに月300km走るには1日平均で10km程度走る必要があり、毎日走る訳ではないので平日でも週2〜3回のペースで20km以上走っていた。

そんな訳で、フルマラソン走ったことのないものの、根拠のない自信に満ち溢れ、職場の人には「多分3時間半は堅いっす。」などど訳のわからない完全勝利宣言をしていた。

そして、マラソン当日。気分は最高潮に達していた。「いったいどんな記録が出るのだろう。もしかしたら3時間半どころか3時間20分くらいいけるのでは?!」などと根拠のない自信に拍車がかかっており、脳内ハッピー状態である。

そんな状態でスタートした初めてのフルマラソンだったが、とりあえず、結果から言っておこう。

4時間37分53秒。

そう。もう一度言おう。4時間37分53秒。

記録証を見てもらえるとわかるのだが、前半を1時間40分ほどで折り返しており、後半に2時間50分ほどかかっている。いわゆる「ガス欠」である。実際に24km地点くらいから完全にマラソンの影はなく、「お散歩状態」となっていた。

当日レースの様子を振り返ってみると、異変を感じ始めたのは16km地点くらいで、太ももの裏あたりに違和感を感じていた。その時点で「これは42kmもたないのでは、、、?」という予感がしたが、3時間半という目標を達成するためにはもはやペースを落とすという選択肢はとれなかった。

そして、24km地点、足が完全に止まる。足が上がらない。。。でも悔しいから歩きたくない。気づいたら足を引きずりながら走っていた。そしてその後500mもしないうちに足を止めた。

一度歩くとものすごい数のランナーに抜かれていく。人の波に飲まれるような感じだった。その光景が悔しくてしかたがないけれど、歩くしかできないからどうしようもない。その時は現実を直視したくなくてずっとうつむいていた。

沿道にはところどころカメラマンが立っているのだが、これがまたつらい。いつもなら満点の笑顔でカメラに手を振るところなのだが、どんな顔をしていいのか全くわからない。笑顔を作る余裕もない。頑張って笑顔をつくっても引きつっているに決まっている。

自分はすかさずうつむきモードになった。すると、さすがのプロのカメラマンも自分にまとった悲壮感オーラを感じ取ったのか、さっきまでしきりに鳴っていたシャッターの音がピタリと止まる。カメラマンに気を使わせてしまっているのがわかり、それもまたつらい。

足が止まった分、頭が良く働く。しかもすべてネガティブな方向に。

足が動いていていた前半では、給水所で配られるあんぱんを見て「走ってる時にこんなもん食えるか!」と思っていたが、後半ではいつもの食事以上によく噛んで味わい「こんなおいしいあんぱんをありがとう」と思いながら食べていた。しかも、ちょうどいい具合に糖分が摂取でき、ネガティブシンキングがさらに捗るという謎のスパイラルに陥っていた。

歩き始めてから30分ほどはずっと今回のマラソン結果をどう自分の中でごまかすかばかりを考えていた。終いには「足をつったことにしようかな」などと嘘をつこうと考えるほどだった。

しかし、歩く時間も2時間以上になってくると次第に自分に言い訳していることがバカバカしくなってくる。歩いて1時間たった頃には冷静になっており、今回の失敗にきちんと向き合って次回につなげようという思考になっていた。

という訳で今回のマラソンの失敗の原因分析と今後の対策について考えてみる(本題)。

フルマラソンで失敗した訳

原因分析などとかっこいいことを言っているが、フルマラソンによく参加をされているランナーの方々からするとこの分析は至極当たり前のことを言っているだけであると思う。

しかし、自分はフルマラソン童貞を卒業したばかりのへっぽこランナーなのでチープな分析となることを許してほしい。

自分の中で今回の失敗の原因は2つ。

  • 前半に突っ込みすぎた
  • 長距離の練習不足
 

のふたつである。ただ、目標時間3時間半ということを考慮すれば前半1時間43分で折り返したことは全然突っ込みすぎということはないだろう。つまり、一番の原因はふたつ目の「長距離練習の不足」である(原因分析とか言いながら結局は練習不足笑)。

もちろん練習をしていなかった訳ではない。月間300kmというのは一般的な水準よりはかなり走っているはずである。問題は「練習の仕方」にあったと考える。

冒頭に書いたが、フルマラソンにエントリーした当時、自分の掲げた練習目標は「月にトータル300km走る」であり、練習の内容を全く考えていなかったのだ。自分の練習は週に3〜4回20km前後走るといったもので、30km以上を走るロング走の練習をほとんどしていなかった。

結果、「20km程度を速く走る身体」にはなっていたが、「フルマラソン仕様の身体」にはなっていなかったという訳である。その証拠としてハーフマラソンでは明らかに結果が出ている。

今思えば、ランナーの友人などに「長くゆっくり走る練習をした方がいいよ」と言われていたが、「とりあえずたくさん走ってるし、なんとかなるっしょ」と他人事として聞いていた。

昔からそうなのだが、自分は周りからの忠告にかなり鈍感(というか聞き流してしまう)で自分で痛い目を見て初めて深く反省するというどうしようもない性格である。こんなところでも自分の悪い性格が露呈してしまった。

改めて考えると今回の失敗はマラソンだけに当てはまる話ではない。目標を掲げたら、それを達成するための筋道をたてて努力をしなくてはならない。がむしゃらに努力するだけでは目標には達成できないのだ。エベレストに登頂したい人が毎日高尾山に登って練習していても目標を達成できないのである。

そんな訳で今後の練習にはロング走をとりいれることとし、具体的な内容に関しては今度の記事でのんびり書くことにしよう。とは言っても新たな目標が必要なのでフルマラソンが終わった後、早速次の大会にエントリーした。

リベンジの舞台は地元の富山県で10月に開催される「富山マラソン」である。今度こそは達成できなかった3時間半の目標を自分の故郷で達成して歓喜の渦に埋もれたい。

最後は、足が死んで、表情も死んで、悲壮感あふれる自分をさわやかに撮ってくれた一枚の写真とともにお別れしたい。カメラマンさんありがとう。さっそくLINEのアイコンにしました。