走るのが死ぬほど嫌いだった自分がマラソンにどハマりした理由。

自分も走るのにハマってるんだなぁと実感する出来事が最近ふたつあった。

  • 走りすぎて周囲の友達から「病気」と診断された。
  • 午前10時に予約していた行きつけの美容室(行くのに電車で1時間くらいかかる)に朝6時に出発して走って行ったら美容師さんにドン引きされた
 

今やこんな風に一般的にみると「変態的」に走るのが好きな訳だが、自分はもともと「死んでも走りたくない人」だった。今回は、そんな自分がマラソンにはまった理由について書いていこうと思う。

走るのが死ぬほど嫌いだった学生時代

少し昔の話になるが、自分は中学校の頃まではそこそこ体力があったのだが、高校生くらいから急激な衰えを感じ、当時所属していたテニス部でも圧倒的に体力がなかった。そのため、「走る練習」が一番嫌いだった

そんな自分にとっては、部活動の中でも「冬のトレーニング期間」がとにかく嫌いだった。

高校当時は富山の県立高校にに通っていて、冬はコートが雪で埋もれてしまうため、外での練習ができないのだ。そのため、冬は日々の練習がランニングや筋トレになるという地獄の期間であった。

圧倒的に体力のない自分が無事に越冬するために編み出したのは「小さなズルを積み重ねる」ことであった。

校内の階段をひたすら上り下りする「階段ダッシュ」という練習があったのだが、3階まで登るべきところを時々2.5階くらいで折り返したり、今や化石となったトレーニング「うさぎ跳び」では、もはや膝を曲げずにぴょんぴょんと進んでいく「キョンシー」スタイルを採用していた。

大学時代でもサークルでテニスは続けたが、「シングルス」よりも動かなくて済む「ダブルス」を好み、プレースタイルも後ろでラリーをせず、さっさと前に出てボレーをかますという「省エネスタイル」を好んだ。

こんな感じで学生時代を過ごしていたため、当然ながら「走るなんて大嫌い」だったのである。

なぜこんな自分がマラソンにハマったか?

理由は一言で言ってしまうと

  • マラソンを通じて「挑戦」「成長すること」を知ったから
 

である。

これだけではあまりにも曖昧なので少し上記を掘り下げていく。

自分もいきなりフルマラソンから始めた訳ではない。フルマラソンに挑戦するまでの大まかな流れは下のとおりである。

  • 友達と一緒に「10キロマラソン」や「リレーマラソン」に出場
  • ハーフマラソンに4回参加
  • フルマラソンに挑戦
 

これを見ればわかると思うが、自分は明らかに段階を踏んでマラソンを好きになっている。もちろんこれが正しいという訳ではないのだが、個人的にはおすすめの流れである。いきなりフルマラソンに出て足を負傷してしまい、「二度とマラソンなんて出たくない。」となる人も多いんじゃないかなと思う。

自分が最初に10kmのマラソンに出るきっかけとなったのは、大学院生のときだった。研究室の先輩に突如「一緒に出ない?」と誘われ、なんと勝手にエントリーされていたのである(今では感謝だが)。結局、研究室全体を巻き込んでエントリーすることになり、もはやマラソンではなく「お祭り感覚」となっていた。

結果としては、「走れる距離から始める」「友人と参加して『イベント化』してしまう」ことによって「意外に自分も走れるやん!」「なんか楽しいやん!」というように嫌悪感を払拭することができた。その後もリレーマラソンなど友達と一緒にに出場することで、マラソンが「楽しいもの」と認識されるようになった。(ちなみに、このときの経験が「苦手なもの、退屈なものをゲーミフィケーションしていく」発想へと活かされている。)

次に、苦手意識がなくなったことで、「少し距離を伸ばしてみよう」という気持ちが生まれ、ハーフマラソンに挑戦することにした。この時の段階になると「自分はどこまで走れるのか」という挑戦の気持ちが生まれている。自分はハーフマラソンに出場するたび5分ほど自己ベストを更新し、

  • 1時間52分(1回目)
  • 1時間29分(4回目)
 

と大きく記録を伸ばすことができた。何事もそうだと思うが「結果がでれば楽しい」ものであり、出るたびに記録が伸びるこの頃には完全にマラソンにハマっていた。そしてそのままでフルマラソンに挑戦することになる。

初めてのフルマラソンでまさかの大失敗

そう、今まで記録が伸びてばかりで完全に調子に乗っていた自分を戒めるかのように目標を大きく下回ったのだ。詳しくは【超長文レポート】初めてのフルマラソンを超真面目に振り返ってみた。に書いてあるが、42kmのうち前半は「マラソン」、後半は「お散歩」となってしまったのだ。

フルマラソンにエントリーしてから約4ヶ月間、必死に練習してきた自分にとっては泣きそうなくらいショックだった(実際ちょっとだけ泣いた)。そして、「次こそは目標を達成してやる!」という大きなモチベーションへとつながったのである。

その時、ふと思った。「こんなに悔しいと思った経験がこの数年あっただろうか。」と。

恥ずかしい話だが、ここ数年ここまで仕事やプライベートで心の底から悔しいと思えることが思い当たらなかったのである。

  • 目標を立てる
  • 目標に向かって努力をする
  • 結果を次に活かす
 

文字にするとこんな簡単だが、なかなかできてない人も多いのではないだろうか。自分も今回マラソンに参加することで「挑戦すること」のすばらしさを実感し、日々「挑戦」を意識するようになった。本当に大学院時代、勝手にマラソンエントリーしてくれた先輩に感謝である。

最後に

少しでもマラソンを始めようと思っている人におすすめするやり方は、「とりあえずエントリーしてから考える」ことである。お金も10kmの部とかならせいぜい5000円程度である。一回の飲み会を我慢するだけだ。それどころか5000円払ってお酒を飲んで1kg太るくらいならマラソンに出て1kg痩せられて健康的だ。

『つまり、+1kgが消え、−1kgのチャンスが生まれる。』

『…つまり-2kg分の働きってことか!!(くわっ!)』

という訳である。

とにもかくにも個人的にはマラソンへの挑戦を全力でおすすめしたい。