【10分で出来る】iPadでSFTP接続する方法【エックスサーバー】



はい!もちろんできますよ!画像を使って丁寧に説明しますね。

SFTP接続とは?
SFTPはSSH File Transfer Protocol の略です。
これではわからないのでもう少し噛み砕いて説明しますね。
- SSH → 暗号化
- File Transfer Protocol → サーバーとのデータのやりとり
ということです。つまり暗号化して安全にサーバーとデータのやり取りをするということですね。
暗号化しない通信には大きなリスクがあります。
最悪の場合、勝手にあなたのサイトに侵入して情報が書き換えられてしまう可能性もあります。
大切な自分のサイトをを守るためにもサーバーとの通信は暗号化されたSFTP接続で行いましょう。
使うアプリ
今回使うアプリは無料の「Documents」というアプリを使います。多くのiPadユーザーが愛用しているフォルダアプリです。
いくつかのアプリでSFTP接続を試みましたが、唯一接続できたアプリがこのDocumentsでした。
Documentsには他にも以下のような特徴があります。
- Zipファイルを解凍できる
- iCloudのフォルダも開ける
- Split View対応
iPadを使っているとiCloudと連携しているアプリも多いので使い分けが難しいのですが、このアプリはiCloudのファイルも開けるので使い分けをする必要もありません。
Split Viewを使ってドラッグ&ドロップによるファイルの移動も可能です。
iPadでのファイルアプリはDocumentsがあれば十分なので、ダウンロードしていない人はぜひ入手してください。
接続手順
エックスサーバーでの設定
この作業は必ずSafariで行ってください。他のブラウザだとうまくいかないことがあります。
エックスサーバーのサーバーパネルへログイン
「アカウント」の中にある「SSH設定」をタップします。

「SSH設定」のタブを選択し、状態がOFFになっている場合はONにします。

次に隣の「公開鍵認証鍵ペアの生成」のタブを選択し、パスフレーズの欄に好きなパスワードを入れましょう。

このパスフレーズはあとで使いますので、メモするなどして控えてください。
パスフレーズを入れたら「確認画面へ進む」をタップします。
すると下のような画面が出てくるので「生成する」をタップします。

すると「"〇〇.key"をダウンロードしますか?」と表示されるので、「ダウンロード」をタップします。

するとiCloudのブラウザの「ダウンロード」のフォルダに「〇〇.key」が生成されます。
Documentsでの設定
先ほどつくった秘密鍵(〇〇.key)をiCloudからDocumentsの「マイファイル」に移します。

これで準備は完了です。次にSFTP接続の設定をします。
まずは画面左にある「接続先を追加」をタップし、右下のSFTPサーバーを選択します。

必要項目を入力する画面が表示されるので以下のように入力します。
- 題名:好きな名前
- ホスト:FTPホスト(サーバー名)
- ログイン:FTPユーザー
- パスワード:空欄
- ファイル:先ほど生成した秘密鍵(〇〇.key)を選択
- パスフレーズ:SSHの設定時に入力したパスフレーズ
- 暗号化中:UTF8
- ポート番号:10022
- ログインパス:空欄

FTPホストやFTPユーザーはサーバーを契約した際にもらったものです。
上記のうち、秘密の鍵については入力欄をタップするとファイルが表示されるので先ほど作った秘密鍵を選択します。

また、秘密鍵のファイル名「〇〇.key」のうち「.key」の部分は表示されていません。
以上、すべてを入力したら、右上の「完了」をタップすれば終了です。
画面左に緑色の地球のマークが現れていれば接続成功です。

終わりに
セキュリティーは軽視されがちですが、万が一のリスクを考えると絶対に対策すべきです。
大切な自分のサイトを守るためにもぜひ設定してみてください。
エッスサーバーを使ってるのですが、iPadでもSFTP接続できますか?