幼稚園児以下の画力でも手書きアイコンを自作する方法【Procreate】


私の画力
幼稚園児以下です。
私は以前付き合っていた人から
「あなたは今まで見た人の中で一番絵が下手。」
と言われたことがあります。
学生時代には絵を描くと「画伯」とよく褒められていました(皮肉)。
そんな私が今回つくった自作アイコンです。

別に練習したわけでも絵を描くのが上達した訳でもありません。Procreateというアプリを使いました。このアプリを使えば絵を描くセンス・技術は一切必要ありません。誰にでもできます。
この記事ではアイコンを作成するために使ったもの・アプリ、そしてその書き方を説明していきます。
使ったもの、アプリ
iPad・Apple Pencil
私の使っているiPadとApple Pencilの情報は以下のとおりです。
- iPad Pro(12.9インチ)(第2世代)512GB
- Apple Pencil(第2世代)
特にiPad ProやApple Pencilの第2世代である必要性はなく、iPadはApple Pencilに対応していれば問題ありません。しかし、iPad Proや第2世代のApple Pencilの方が描き心地やペンの反応がよく、アイコンの作成もスムーズだと思います。
Procreate
Procreateは非常にハイスペックなイラストアプリで、プロのイラストレーターの方も使っているようなアプリです。
できることの幅は非常に広いのですが、素人でも非常に使いやすく、感覚的に操作ができるのが特徴です。
Apple Pencilで手書きするだけでなく、テキストの挿入もできるので、私はアイキャッチ画像の作成やブログに載せる画像にちょっとコメントを入れるときにも使用しています。
値段は1,200円の買い切り型です。
アイコンをつくる
STEP1:アイコンで使う画像を用意する
なぜ、アイコンをつくるのに画力がいらないかというと写真をなぞって描くだけだからです。よってアイコンを描くための元となる画像を用意しましょう。今回はベースとしてこちらの画像を使います。

STEP2:半透明のレイヤーを重ねて画像をなぞる
まず、自分の写真を読みましょう。Procreateの写真の読み込み方は2つの方法があります。
- 左上の工具のマークから「追加」→「写真を挿入」で画像を入れる
- Split ViewまたはSplit Over使ってドラッグ&ドロップで追加する。
今回は後者でやってみます。ドラッグ&ドロップの場合だと複数画像を同時に挿入することが可能です。

読み込んだら右上のレイヤーのマークからレイヤーを一枚追加し、レイヤーを黒く塗りつぶします。塗りつぶすためには一番右上のカラーを選択するボタンで黒色を選びます。
選択したらこのカラーボタンをドラッグ&ドロップすることでレイヤーを黒く塗りつぶすことができます。

すると画面が真っ黒になるので、レイヤーの「N」のマークから不透明度を調節し、半透明にします。
こうすると下の画像が薄ら現れてなぞり書きができるようになります。まずは顔のパーツ以外の紙や輪郭、服などを作っていきましょう。あまり、細かいところは描かず、大まかな部分をなぞっていきます。
以下の写真くらい縁取りができればまずは大丈夫です。

縁取りが終わったら一度画像を非表示にして、うまく縁取りができているか確認しましょう。
STEP3:色を塗る
縁取りが終わったら次は色塗りの工程です。STEP2で作ったレイヤーにさらにレイヤーを追加して色を塗ります。
まずは顔の色を塗るために右上のカラーボタンから肌色を選択します。Procreateで塗りつぶしをするときは塗りつぶしたい箇所を縁取りをして、色を投げ込むだけで塗りつぶしができます。

色を投げ込んだときも色がふわっと広がっていくアニメーションがいいですよね。顔を塗りつぶしたら紙や服の色も塗りつぶしていきます。
影を入れる
影を入れるのはお好みなので入れなくても大丈夫です。影を入れるとより立体的になりリアル感が増し、入れないとイラスト感が増します。

影を描くときは新たにレイヤーを追加してSTEP2でつくったレイヤーと分けておきましょう。そうすれば間違えてしまってもやり直しがききます。影を入れるときのポイントは同系色で入れることです。そうすると影が自然に仕上がります。
まずは色の選択の仕方です。
画面左のスライダーの真ん中にある四角のマークをタップをするとリングが出てくるので、影を付けたい部分の色を選択しましょう。
選択するとそこに塗られている色を認識して、自動的にブラシの色をその色に変えてくれます。

ブラシの色が変わったらカラーの選択画面から「クラシック」を選択します。すると、色を調節するスライダーが3つあるので、一番下の白黒のスライダーを少し左にずらして、黒寄りに移動させます。
すると選択した色よりすこし暗い色のカラーを選択することになります。

次にブラシの選択です。
ブラシは「エアーブラシ」の中にある「ソフトエアーブラシ」を使いましょう。これでブラシと色が決まったので影を描いていきます。
影を描くのは
- 服のしわ
- 顔の髪の毛がかかっている部分
- 首下
などを中心につけていき、あとは適当にシャシャッと描くだけで大丈夫です。影を描くときは色の濃さを左側のスライダーで調節しながら描きましょう。
影の濃さは、影を全て書き終わった後でもレイヤーの不透明度を調整することで調節できます。
STEP5:顔を描く
幼稚園以下の画力の私にとって最大の関門となります。
しかし、ここでも「なぞって描く」という手段で乗り切ります。
まずは、参考とするイラストをネットから拾ってきましょう。
google画像検索やPinterestなどで「イラスト 顔」などと検索し、自分の描きたい雰囲気の顔の画像をダウンロードします。
顔のイラスト写真を選ぶ際にはポイントがあります。絵心のある方は気にしなくていいです。
顔のイラスト選びポイント
- 顔の輪郭が近い絵を選ぶ
- 描くのが難しい(特に目の部分)ものは選ばない
特に1点目は選び方を間違えると、どんなにきれいになぞり描きしてもなじまないので注意です。
画像を選んだら読み込んで顔のレイヤーのひとつ下に移動させましょう。移動したら顔のレイヤーの不透明度を下げて顔のイラストが透けて見えるようにします。こうすればなぞり描きが可能です。

なぞり描きをしたら全体のバランスを整えておきます。
このアイコンだと眉毛と目の間が少し空いている感じがするので眉毛以外を少し上に移動させます。
画面左上の矢印の左側にあるヒラヒラしたリボンのようなマークをタップしましょう。するとフリーバンドで選択できる状態になっているので、眉毛以外の顔のパーツを囲います。
囲ったら左上の矢印のマークをタップすると、囲った部分だけが移動できるようになります。

これで顔のバランスが整いました!完成です。
顔を変えればいろんな表情が作れるので、飽きたときにマイナーチェンジできますよ。

最後に
ブログやTwitterのアイコンを自作することができれば愛着も湧きますし、オリジナリティを出すことができるのでおすすめです。
「自分は絵が描けないから、、、」と思っていた方もアプリの力を利用すれば簡単に自作できますので、ぜひこの機会に挑戦してみてください!